2019年の世界平均気温が観測史上2番目に

【19世紀末より1.1度高く】
 1月15日、世界気象機関(WMO)が発表した昨年の世界平均気温については少々驚いた。19世紀末からの観測史上2番目に高かったそうだ。過去5年(15~19年)、過去10年(10~19年)の平均気温はともに過去最高を更新したという。第二次産業革命がはじまる19世紀末より1.1度高かった。過去1番は2016年で、けた外れに強力なエルニーニョ現象による影響で「1.2度」高かった。

 とにかく世界中が暑い。オーストラリアでは、昨年9月頃から森林火災が大規模に発生し、現在でも延焼中。これから熱さのピークを迎えるという。今まで10.7万平方㎞以上、死者も29名を超えるそうだ。気温変動の影響が大きいといわれる。

 昨夏には緯度の高いヨーロッパにも熱波が襲い、フランスで46度、ドイツで42.6度などと各地で最高記録を更新した。

 自宅のある首都圏でも、毎年厳しい「記録的」熱さが続き、15号.19号台風の猛烈な被害が忘れられない。天気ニュースでも、「これまでにない」集中豪雨の報道が各地で続いている。

【世界平均気温】
 インターネットで全国の新聞報道を読んでも、世界気象機関の簡単な発表そのままで、なかなかその実態がつかめない。

 世界の年平均気温は、1981~2010年の30年平均値を基準値として、それからどうプラスマイナスしたかの「偏差」のみが発表される。全世界平均で、電力を用いて工場で大量生産が始まる第二次産業革命中の1893年と較べると、1.15度、北半球で1.42度、南半球で0.92度上昇した模様だ。ちなみに2019年の世界の平均気温は14.85度。

 陸地における地表付近の気温と海面水温の平均を年平均気温といい、100年あたり世界で0.73度、日本で1.21度の割合で上昇しているという(気象庁)。米航空宇宙局(NASA)や米海洋大気局(NOAA)も登場し、統計を読めば読むほど頭が痛くなった。

 地球温暖化は確実に進行しつつあり、二酸化炭素・メタン・亜酸化窒素などの温室効果ガスの削減に世界で急速に取り組みを強めている。

 「パリ協定」では、気温上昇を2度未満、できれば1.5度未満に抑えることを目指している。そんな折、トランプ大統領は、「何の証拠もない」としてパリ協定からの脱退を表明してしまった。世界はどうなっても構わない、アメリカ産業ファーストなのだろう。

 しかし世界気象機関(WMO)のターラス事務局長は、「現在のCO2排出では、今世紀末に3~5度上昇してしまう。残念ながら2020年も今後数十年間も、極端な気象が続くだろう」と危惧を語った。

 海水温上昇による台風の巨大化、世界的豪雨と洪水、極端な干ばつ、北極・南極・グリーンランドの海氷域の史上最小化、海水面の上昇、海洋の酸性化、山火事、熱波・寒波の襲来など、「今までに経験したことのない」気象異常が毎年世界で慣行化しつつある。

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