困ったパソコンの暴走ーアカウントの混乱

【パソコンの共用で】
 わが家のデスクトップパソコン。4年ほど前に購入した富士通製。ウインドウズ8.1の使いにくさを方々から聞いていたので、わざわざウインドウズ7が入ったパソコンを購入。電気店の店員さんから不思議な目で見られた。

 それが2年半前のある日突然ウインドウズ10が勝手にダウンロードされてしまった。いまだに馴染めないソフトではある。

 夫婦で個別にアカウントを作成して、それぞれが使用する時に画面上でアカウントを切り替えている。もちろん、「壁紙」も「お気に入り」も別々である。

【突然混線するように】
 それが昨年末頃から、時々「混線」するようになった。

 アカウントは別々なのに、最初は、カミさんのアカウントで開くと、壁紙が私のものになっていて、「お気に入り」がカミさんのものと私のものが合体されていた。

 やむなくカミさんの壁紙を別なものにし、100以上あった私のお気に入りを1つずつ削除するはめになる。その後逆も起こる。

 先日などは、私のアカウントで開いた画面でインターネットを検索している途中で、突然私の「お気に入り」がカミさんのものに切り替わってしまった。

 今までは2人分が合体したので、1人分を削除すればよかったのだが、今回は私の「お気に入り」がすべて消えてしまった。

 100以上はあったのに、である。一般的なサイトならまた検索・登録すればいいのだが、ブログやツイッター他の個人専用のマイページがいくつもあり、その専用アドレスをメモしていないので途方にくれてしまった。

【「聞いたことがない」とプロ】 
 そこで、契約しているパソコンサポート会社に泣きついた。状況を説明すると「聞いたことがないトラブル」だという。

 プロが遠隔操作で悪戦苦闘のうえ、過去のトラブル時の削除履歴から見つけ出し、何とか私のお気に入りを復活させてくれた。

 この混線はデスクトップのハード上の問題なのか、ウインドウズ10のソフト上の問題なのか。パソコンを2台買うわけにもいかず、私のようなPCシロウトにはとても困ったことである。

「ウイイレ」って何?- 全く知らない「e-スポーツ」の世界

【ウイイレってウクレレ?】
 都市対抗野球の予選が盛りである。ある社会人チームの選手名簿をみていたら、不思議な記述があった。

 ある投手の自己紹介文。「特技」の欄に、「ウイイレ(修行中)」とあった。当該投手のお母さんに、「特技のウイイレって何ですか?」と伺うと、「私も初めて聞きました」との答え。

 ん?お母さんも知らない特技?。不思議に思って周りの知人の10人以上に聞いてみたら誰も知らず、「ウクレレの誤植でないか」という答えが多かった。本人に直接聞こうと思ったが、大会中でもあり聞けず。

【コナミのサッカーゲーム】
 そこでインターネットで調べてみると、私の知らない世界がそこに広がっていた。

 「ウイイレ」とは、「ウイニングイレブン」の略で、コナミの有名なサッカーゲームなのだとか。

 好きなクラブチームを自分で経営して、優秀な選手を入れ最強チームを目指すことができる。世界のクラブチームと世界各国の代表チームを中心にプレーするものや、Jリーグと欧州・南米のクラブチームを中心にプレーするものもある。

 今秋には、第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」の文化プログラムとして「全国都道府県対抗e-スポーツ選手権2019 IBARAKI」が開催され、その中で「ウイニングイレブン」部門があり、現在都道府県代表をめざす予選の戦い中なのだとか。

 各都道府県サッカー協会が主管となっているという。高校生の少年の部とオープンの部があり、3~5名でチームを結成し、オンラインで対戦するようだ。

【e-スポーツって?】
 e-スポーツとは、「エレクトリック・スポーツ」の略。2022年のアジア競技大会での正式種目採用が先日報じられ、将来オリンピック種目の採用もありそうだとか。

 「e-スポーツ」は、「広義には、電子機器を用いて行う娯楽、協議、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピュータゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称」なのだとか。

 複数のプレーヤーで対戦されるゲームをスポーツ競技として捉えることで、日本は世界でe-スポーツ後進国と言われているそうだ。

 世界では沢山のゲームに競技人口も多く、大会には多額の賞金がかかっているという。

 ひょんなことで野球の選手名簿から、e-スポーツの世界をほんの少し垣間見れ、おじさんには今日もいい勉強になったものである。

 つい今ほど東京オリンピックの第一次公式チケットの申し込みが終了した。結局私は、24枚20万円ほどの申し込みになったが、さてそのうち何枚が当選するのか、全滅か。皆目見当がつかない。

世紀の誤審騒動の栃ノ心ー朝乃山戦

【今場所一番の注目取り組みで】
 それは夏場所13日目に起こった。優勝を争う今場所一番の好取組、栃ノ心ー朝乃山戦。栃ノ心は、ここで勝てれば10勝で大関復帰が決まるという大事な取り組みでもあった。

 勝負はたったの4秒で決まった。立ち合いは朝乃山が断然で、低く鋭く踏み込み、右を差して一気に土俵際まで栃ノ心を追い込む。

 栃ノ心は、俵を右に回り込みながら右に突き落とし。行司軍配は栃ノ心に上がった。小さくガッツポーズをする。

 しかし、一番近くに座っていた放駒親方から物言いがつく。直前で「(栃ノ心の)かかとが砂を連れてきたように見えた。自分もハラハラするのが嫌なので(協議するために)手を挙げた」(朝日新聞)。

【約6分の協議の末に行司差し違え】
 5人の審判による協議は6分近くにも及び、長いこと私も相撲を見てきたが、これほど長い協議は記憶がない。

 NHKでの中継では、何度もいろんな角度からビデオを再生し、更にスローモーションで見せていた。解説席では、かかとは出ていないのではないかの声が続いた。

 しかし、協議の結果は、栃ノ心のかかとが出ており、行司差し違えで朝乃山の勝ちとした。

 直後から日本相撲協会の電話は鳴り続け、抗議の電話が殺到。「ジャンジャン来てます。鳴りやまない」と職員は対応に追われる。

 栃ノ心は人目もはばからず悔し涙を流したという。支度部屋で報道陣を見回して「見てたでしょ?勝ったと思っていました」とつぶやいた。

【各種報道で協議の様子が】
 直後から翌日にかけて、各種報道でその協議内容の一端が明らかとなってきた。

 ビデオ室からの声の報道は錯綜する。「ビデオ室は足がついていないような話をしていた(湊審判)」(NAVER)、「迷っている。判断が難しい」(スポーチ報知)。「蛇の目とかかとのすれすれのところはビデオじゃ見えません」(朝日)、「浮いているように見える」、etc。

 3人の審判は問題のかかとは見えていない。放駒親方から「多数決でどうですか」と提案があったが、審判長が、目の前で見ていた放駒親方に結論を委ねたという。(朝日)

【ビデオを見て】
 この場面をビデオを見、ユーチューブで何度も見た私の目では、栃ノ心の右足は俵の上にしっかり乗っていて、かかとも砂についていないとやはり思える。

 土俵上からのライトが照らす右足の影がしっかり砂の上に映っていて、隙間があることがわかる。

 更に、問題の砂の上に朝乃山が倒れ込んできて、砂の確認が取れないと言われたが、スローで見ると、朝乃山が土俵外に倒れる直前の砂には何の兆候もない。

 一番間近かの親方の目に委ねたが、もう一人土俵間際でみていたのは軍配を上げた行司だった。そちらの間近かの目は無視された。

【昭和の大誤審】
 1969年春場所2日目。これまで大鵬は45連勝していて、双葉山の69連勝越えを狙っていた。

 この日の対戦相手は前頭筆頭の戸田。大鵬が土俵に押し込まれ、回り込んだが押し出しで戸田の勝ち。しかし行司軍配は大鵬。少し前に戸田の右足が土俵の外に出ていた。

 審判協議の末、行司差し違えで戸田の勝ちに。しかし、NHKテレビ放送のビデオ映像はしっかりと戸田の足が出ていることを示していた。翌日の新聞各紙にも戸田の足が出ている写真が多数飾られていた。いまであれば間違いなくあっさり協議で大鵬の勝ちとされていた。

 「世紀の大誤審」と呼ばれ、翌夏場所から勝負判定の参考として「ビデオ判定」が導入された。取り組み中、ビデオ室内の複数映像を審判部所属の親方らが確認し、審判長とは、無線連絡が行われる。

 野球やサッカーなど他のスポーツのように、審判が直接モニターが見られるようにしないと、再び誤審問題が起きると思われる。

【そして栃ノ心】
 栃ノ心は、10日目に右足のヒザの痛みが酷くなり水を抜いたという。するとヒザに思うように力が入らなくなり、11日目からの連敗に繋がったという。

 そういう意味では、右ヒザに不安が一杯で、大関復帰のためには何としても13日目の朝乃山戦は勝ちたかったはずだ。

 幸い翌14日目、栃ノ心は全く苦手としている横綱鶴竜戦で立ち会い左に変化して1秒で勝ちを決め、大関に復帰できることになった。

 もし朝乃山戦で行司軍配通りとなっていたら、結果的には鶴竜、栃ノ心、朝乃山が11勝4敗で千秋楽に3人の優勝決定戦となっていたわけで、トランプ大統領も含めて、夏場所は大変盛り上がったはずだった。

「それがどうした」-REVENGE99の挑戦

【都市対抗野球東京都二次予選で】
 応援の観客がチラホラしかいない府中市民球場の一塁側スタンドに2つの大きな赤い旗が風になびいていた。旗には大きな字で「それがどうした 俺たちならできる」とあった。

 夏日の昨日、府中市民球場で都市対抗野球の東京都第二次予選1回戦の「REVENGE99対鷺宮製作所」の試合を観戦した。
  REVENGE99 002 000 000=2
  鷺宮製作所  001 100 10×=3

 一塁側REVENGE99の応援席はまばら。攻撃時には録音された応援音がスピーカーから流れる。

 一方の三塁側は、応援席が埋まり、ブラスバンドが沢山入り、男性応援団とチアガールが何人も入る。一見異様な試合風景であった。

【リベンジ「再び挑戦する」男たち】
 REVENGE99は、1998年に全足立リベンジの名前で誕生した東京都の社会人クラブチーム。2001年に「REVENGE99」に名称変更した。

 19~36歳までのおよそ40人ほどのクラブチーム。昼間は支援企業などに勤めながら仕事を終えると足立区にある「浅古自動車整備工場」に練習に集まる。元プロ野球選手も何人もかかえる。

 リベンジを賭けて、部費を出し合いチームを運営する。野球人生で味わった挫折や敗北をリベンジしようと、白球を追い続けている男たち。

 昨秋、創部20年目で「全日本クラブ野球選手権」に全国初出場を果たした。全国261あるクラブチームで戦う試合の全国大会だ。試合は、残念ながら1回戦で4-5で惜敗。

【浅古監督の熱意】
 オーナー兼部長兼監督は浅古純一監督。修徳高校野球部出身。実業団でもプレーし、プロ野球の入部二次テストをパスするも、自動車整備工場を経営していた父が脳梗塞で倒れ、家業を継ぐことに。

 会社を継ぐと、会社には数億円の借金があり、30年ほどかかってやっと3年前に返済が終わる。会社に室内練習場を作り、チーム強化に力を入れる。

 腰の低いオーナー兼監督のようで、試合後も選手達のミスを口にせず健闘を称えるそうだ。やれることをやって失敗したのなら、それでいい。

 部員たちは、支援企業の加圧トレーニング事業の会社に多くが勤務し、チームを支える。

【つわもの達】  
 チームを引っ張るのは、コーチ兼選手の森拓也選手。2000年夏の甲子園で東海大浦安が準優勝した時の4番打者。1年後周囲の誰もがプロに進むと思っていたが、ドラフトでまさかの指名なし。

 東海大野球部に進むが、半年で辞め大学も中退する。「気持ちが弱かった。昔に戻れたら、自分のことを怒ってやりたい。」そして新生のREVENGE99に合流する。

 昨日の試合で完投したのは中川誠也投手。140キロ台の速球とスライダーを武器に、鷺宮打線を翻弄した。同点で迎えた7回裏の決勝点は、2死1塁からフラフラと上がったフライをレフトとショートがお見合いしてしまい、その間にホームインした残念な失点。

 伊勢工で93回甲子園に出場。愛知大学に進むも1年の時に靭帯断裂。3年生で復帰し4年次にリーグ優勝に貢献し明治神宮大会にも出場。2015年のドラフトで中日ドラゴンズから育成1巡目指名。

 しかし故障が原因で1年で戦力外に。 REVENGE99に誘われる。ここで活躍して再びNPBを目指しているという。

 昨日の7番打者は創価大で大学ナンバーワン捕手として名をはせた元千葉ロッテの寺嶋寛大捕手。他に一昨年までオリックスにいて、2013年の侍JAPANにも選出された高木伴投手もいる。

【モットー】
 「チーム名のリベンジというのは僕自身の人生」という監督。チームのモットーをこういう。

 どんなに努力しても報われないことがある。
 心のやり場がなく、他人や環境のせいにしたりもする。
 悔しくて、悔しくて、全身が震えるほど悔しくて涙が出てくる。
 でも、それがどうした?そこからがスタートだ。

 私が高校時代からよく知っている2人の選手がスタメンで出場している。今年のREVENGE99の都市対抗野球への出場の戦いは、まだまだ5/27の県営大宮公園球場へと続く。昨日の敗戦?それがどうした?リベンジ!

HAPPY NEWS ー沖縄から届いた爽やかな記事

【日本新聞協会のHAPPY NEWS賞が終了】
 読むだけで元気になり、人生が豊かになり、社会もHAPPYになる心温まる新聞記事。2004年から、日本新聞協会が主催し全国の地方紙に載った心温まる記事を拾い上げ表彰し、紹介してきた。

 私もこのエッセイで、2013年から毎年感激した記事の1、2を紹介してきた。今年も協会からの発表を心待ちにしていたが、今だに発表されず、痺れを切らして新聞協会に問い合わせをしたところ、昨年で終了したという。とても残念である。

 そんな折、沖縄から心温まる記事が届き、昨日・今日とテレビニュースでも多く取り上げられた。

【6万円の恩人捜し】
 今年5月10日付の沖縄タイムスの記事。沖縄の高校生が人捜しをしているという記事が載った。その高校生は沖縄工業高校2年 崎元颯馬君(17)。 

 いきさつはこうだ。今年4月24日の早朝。崎元君は伯父の葬儀・納骨式で那覇空港から与邦国島に向かおうとしていた。空港駅のモノレールの中で、財布を落としたことに気づきうなだれ途方に暮れていた。

 モノレールに載ってきた70歳前後の男性が、様子が変なので崎元君に声を掛け事情を聞く。

 失くしたお金は6万円。「(飛行機代が)そんなにかかるのかと一瞬疑問もよぎったが、あまりに悲しい顔なので」発車ベルが鳴ったので2人はホームに降り、男性は6万円を貸すことにした。高校名と住んでいる場所を聞き、名前も名乗らず出発便に急がせた。

 その男性は、沖縄を発つ前に念のため警察に寄り、事情を報告すると、警察からは「高校生が誰か分かるわけがない」と言われる。

 職場に帰ってから知人らに話したら「だまされたんだよ」「高校生はうそつきだ」と笑われる。男性は半ば諦めもあったが、「俺は信じている」と思っていたという。

【地元紙に男性捜しを依頼】
 崎元君は、葬儀が終わり与邦国島から本島に戻ると、親切にお金を貸してくれた男性にお礼とお金を返したく、沖縄タイムスとほか1紙に、男性を捜す記事の掲載を強くお願いする。

 「『6万円返してお礼がしたい』 沖縄の高校生が、飛行機代を貸してくれた恩人を探しています」。5月10日付で、事情が記された長文の記事が連絡先とともに2紙に掲載される。

 その日、たまたまネット上で流れたこのニュースを、男性の職場の同僚が目にして男性に電話。自分を探していることを知り、胸が熱くなる。「信じていて良かった」「やはり沖縄の人は優しいよ。涙が止まらなかった。」直ぐに連絡先の高校に電話した。

【埼玉県の脳神経外科の医師】
 この男性は、埼玉県イムス三芳総合病院の猪野屋博医師(68)。沖縄首里高校出身で新潟大医学部卒。東大で脳神経外科の教官を経て、沖縄県立病院でも脳神経外科部長を務めたこともある。

 昨日21日、猪野屋医師が沖縄工業高校を訪れ、沢山のテレビ局などの取材カメラの中、1ケ月振りに崎元君と再会した。

 6万円を返すことができ「直接お礼が言えてホッとしています。自分も困っている人に声をかけられるような人になりたい」と崎元君。「信じてたって聞いたときは、本当にありがたかった」。

 崎元君は、高校の授業で製作した文鎮を猪野屋さんに手渡した。そこには2人の名前と感謝の言葉が刻まれていた。猪野屋さんからは財布がプレゼントされた。

 ちなみに、崎元君が落とした6万円入りの財布はモノレールの他の駅にそのまま届いていて、崎元君の手元に既に戻っていた。

東京都少年サッカー連盟の英断ー7・8月の公式戦禁止

【熱中症対策で公式戦禁止を決定】
 昨日の朝日新聞朝刊の1面スクープ記事には少なからず驚いた。最近にないスポーツ団体としての英断である。

 東京都少年サッカー連盟は、熱中症対策として今年から7・8月の公式戦を全面禁止することを決めたという。 同連盟には小学1~6年生の約3万6千人、803チームが登録している。

 「試合をこなすよりも子どもの命、安全が大切だ」と吉実委員長。都内の区や市の大会も7・8月の開催を避けるように要請しているという。

 7・8月を除いた試合日程でブロック予選が終わらなければ、途中までの成績で都大会出場チームを決められる救済措置を取るそうだ。

 昨年7月中旬に公式戦中に小学6年生が熱中症を起こし、管理責任を問う苦情が寄せられた。そこで、8月末までのほぼ全試合500試合以上を9月以降に延期。11月の都大会までに代表が決まらない所は途中までの成績で代表を決めたそうだ。

【異様な猛暑が続く日本】
 「注意喚起をしても事故が起きては意味がない」「来年度は夏を迎える前に全日程を消化できるよう年間日程を見直す」と吉実委員長。

 500試合を越える公式戦を7・8月に全面禁止にし、9月以降に延期させる英断。アスリート・ファーストそのものであり、応援の多数の観客への熱中症対策でもある。

 ここ数年高校野球でも、真夏にプレー中の選手や観客が熱中症で倒れる報道が続いている。

 朝日新聞が、同じ問題意識で高校野球にも取り組む決意をこの記事で示すものなのか、大変興味深い。高野連も、小手先の熱中症対策ばかりではなく、都少年サッカー連盟の決断について真剣に考えてもらいたいものだ。

 都の少年サッカーだけでなく7・8月に実施する全スポーツの公式戦で熱中症対策として取り組んでもらいたいものだ。

【東京オリンピックは熱波の中で】
 来年の東京オリンピックも、真夏の日本での開催は健康に大変危険なので秋に延期してはとの声もアメリカなどに無視され、日本の一番熱い夏に実施されようとしている。

 マラソンや競歩などは、早朝午前6時にスタートするという驚きの計画。他の競技の屋外の試合会場では、グラウンドレベルでは日中気温は40度以上になるはずだ。選手や観客が熱中症で多数倒れないかとても心配している。

 今回の東京都少年サッカー連盟の決断について、記事では「大学サッカー関係者も関心を示している」とある。今回の連盟の決断を高く評価するとともに、5年後位には、日本で7・8月にスポーツの公式戦が行われないのが常識となっていて欲しいものだ。

ワンセグ付カーナビにもNHK受信料支払い義務

【東京地裁で判決】
 一昨日の5月15日、東京地裁でビックリする判決が出された。ワンセグ付カーナビを所持している人にもNHK受信料の支払い義務がある、とした。カーナビに関する司法判断は日本初という。

 自宅にテレビを持たない原告女性が、ワンセグ付のカーナビを所持していることで支払いを求められ、その不存在の確認を求めた訴訟で敗訴した。設置時から遡及されるという。控訴はしないそうだ。

 ドライバーは道路の道案内のためにカーナビを買う。テレビを見るためにカーナビを買う人はいないし、走行中に運転手がカーナビでテレビ視聴すれば道交法違反となる。不思議な判決である。

 今年3月には、ワンセグ携帯のみのユーザーについて受信料の契約義務ありとする高裁判決が4件確定している。

【放送法施行は69年前】
 現在の放送法は、1950(昭和25)年、日本でテレビ放送が始まる前に施行された。その第64条で、受信設備を設置したものは「受信契約しなければならない」と規定している。

 受信契約は、個人の世帯では世帯ごとに(何台あっても)1契約だが、会社・事業所は違う。設置場所1台(部屋)事に行うことになっている。

 今回の判決は大変だ。自治体・会社・事業所は、沢山の営業車にカーナビを付けている。その設置時から台数全てに受信契約を必要とされ、支払わなければ法律違反となり、強制執行の対象にもなりうる。

 そんなばかなことが現実となった。法律を遵守する地方自治体などはどう対処するのだろう。 

 そもそも69年も前に作られた法そのものに無理が来ている。くしくも昨日NHKのインターネットでの同時配信を認める放送法改正案が衆院を通過した。

 自宅にテレビがなくても、ワンセグ携帯、ワンセグ付カーナビ、インターネットが受信できるパソコンを持っていれば、たとえ全くNHKを見なくとも受信契約が法律上の義務になる時代となった。

【そもそも】
 いまどき、広告主から強い意見が出され偏向する民法放送でなく、不偏不党の公正な報道をするNHKは絶対に必要と考える国民はほとんどいないのではないか。そもそも21世紀、受信料を払ってもNHKは必要なのか。

 最近権力に迎合する、政権よりの報道姿勢に危惧を持つ声が多く聞かれるようになった。

 21世紀の時代、NHKを見ない人にはスクランブルをかけることは可能だし、WOWOWのように契約所帯のみに放送することとすべき時がきている。

 現在無料の放送は、BS・CS放送を含めて多数あり、そうすれば沢山の世帯がNHKとの契約を打ち切るのではないか。

 受信料支払い率は最近は80%あるといわれる。一方2017年度の調査によると、沖縄では48.8%、大坂では63.5%、東京では66.4%、北海道で70%なのだとか(出典KNN)。不平等感が広がる。

 また外国では、公共放送でも広告収入を多く取る国は多数あり、日本で広告を入れても何の問題も生じない。受信料を半分にも1/3にもゼロにもできる途がある。

 NHK受信料の抜本的在り方、NHKその存在の必要性そのものがいま問われてきているのではないか。

五輪チケットの第一弾申し込み完了

【申し込みの仕組みをやっと理解】
 先週5月9日から、インターネットのみで販売開始された五輪のチケット。私も第一弾の申し込みを今日完了した。

 受付開始当初は、申込1時間以上待ち、数十万人が順番を待っているなどとニュースになっていた。五輪組織委員会からのメールによると、5月12日17時時点で636万人以上のアクセスがあったという。今日現在では既に1000万人を超えているのだろうか。

【第一弾で5種類10枚を申し込み】
 インターネットを毎日使用している私でも、申込サイトでの入力に戸惑うことが多かった。

 昨日の午後に入力開始。希望競技チケットの入力を終了して、登録電話番号から指定の番号に電話して確認が取れる。この時点では1分待ちで待ち人数は10人と表示される。そして申し込みをクリック。

 これで申し込み登録ができたものと思っていたら、先ほど確認すると「申し込み履歴なし」との表示。幸いカートに申し込み希望チケット候補が残っていたので、再度申し込みを行い、先ほどやっと「申し込み完了」の表示が出た。

 第一弾は、柔道、水泳、体操を申し込み。すべて当選すれば10枚で10万円を越える。どれも屋内競技なので高倍率確実のようだが、さてどの程度の当選確率なのだろう。

【申し込みしづらいシステム】
 開会式までまだ1年と2ヶ月もあり、ほとんどの競技で出場国、組み合わせが決まっていない。それを前提に第1回は5月28日までに申し込まなければならない。

 当選最大30枚まで。当選したものを更に選択して購入することはできず、「全部一括で支払い購入」しなければならない。

 当日の競技場への参加者のフルネームを登録する必要があり、当日身分証明書で確認することもあるという。法律により無断転売禁止。

 では、購入してしまったものの、観戦できない・行かないチケットはどうしたらいいのか。

 2020年春以降に、販売サイト内にやっと「公式リセールサービス」が設置され、チケットを出品申し込みし、購入金額で購入希望者に売却することになる。出品者は「出品者成約手数料」が必要となる。手数料の金額、金銭の受け渡し方法は不明。

 今回の第1回の申し込み受付後の申し込み販売は、今秋~今冬に公式販売サイトで先着順の販売が始まる。2020年春からは都内の販売所での販売も始まる。

【希望の試合観戦はお金次第】
 例えば、日本の女子バレーボールチームを直接会場で応援したいとする。一次リーグは7/26、7/28、7/30、8/1、8/3で、各日とも観客は1日3交代制で総入れ替え。1セッションは2試合のみ観戦。どの日のどのセッションに日本が出場するかは組み合わせが決まるまで全く分からない。

 一次リーグを突破できたとして、準々決勝は8/5の4試合。それぞれ観客は総入替なので、今からチケットを買おうとすると各時間別に1人4枚を買わなくてはならない。値段は1枚あたり8千円~2万1千円。 

 頑張って準決勝に出場できたとして、8/7に2試合で、観客は総入替制。1セッションは8千円~3万5百円。

 今から日本チームが決勝まで進むことを予想して、数多くのセッションを買っておくのはよいが、全部当選したとするとAチケットで1人あたり23枚で43.2万円にもなる。ペアなら86.4万円。

 大会直前に組み合わせが決まり、日本の試合以外のチケットが公式リセールサービスに大量に売りに出されるわけで、果たしてリセール出品分が全て売り切れるものか疑問もある。そして来春のリセールまでは購入したお金は全部自分持ち。

 こんなに細かいセッション分けがなされ、総入替でそれぞれにチケットが必要になるとは全く思わなかった。例えば準々決勝であれば、チケットがあれば1日4試合を全部見られるものと思い込んでいた。

 他の競技種目も似たりよったりで、今の時期でのチケット申し込みはリスクが多すぎる。それでも日本代表が出る試合は、ほとんどリセールには出品されないだろうから、今キープする必要はありそう。難題だ。

 結局は「テレビ観戦が一番いい」と多くの人が言いそうなオリンピックになりそうだ。

裁判員制度が始まって10年

【刑事裁判での重要な役割が定着】
 司法制度改革が協議されるなか、2009(平成21)年5月21日に始まった裁判員裁判。早いもので、来週10年を迎える。

 私はこの10年間残念ながら「裁判員候補者名簿」に掲載されたことはなく、裁判員を担当することはなかった。

 今後10年間の反省点を踏まえ制度改革が進むことを期待したいと思っている。

【模擬裁判で】
 裁判員裁判制度が始まる直前に、裁判所・検察庁・弁護士会による模擬裁判があり、私は傷害致死事件の「被告」としてこれに参加し、現役の裁判官・検察官・弁護士と市民から選ばれた裁判員相手とする真剣勝負を経験した。

 3日連続の裁判で、結果は「無罪」を獲得できたが、同日に行われた同じ事件内容の別の模擬裁判では懲役刑の有罪となった。

 この時は、3人の現職裁判官と6人の陪審員が別室で行っている評議の模様が法廷に映像中継されていて、とても興味深いものだった。

 専門の裁判官の意見と指揮に引きずられ、陪審員はあまり意見が強く言えないのではないかと私は思っていたが、この時はそうではなかった。

 複数の裁判官から有罪とするべきではないかとの意見が出されながらも、多くの裁判員は強く無罪を主張し、判決では「無罪」を獲得できた。

【裁判員経験者へのアンケート調査結果】
 この10年で、裁判員を経験した市民はすでに1万人を越えるという。この方々の経験が家族・友人・会社・サークルなどに広く伝えられ共有されれば日本の裁判制度にとり大変有効だと思う。

 残念ながら、裁判員にはその内容について一生の守秘義務が課せられていて、十分な経験が伝えられ国民の財産になっていない気がしてならない。

 そんな中、朝日新聞が行った裁判員経験者へのアンケート調査結果が5月9日付で掲載され、とても興味深く読んだ(1772人対象で748人が回答)。

 裁判を終えてみて、非公開の評議で「裁判官との感覚の違い」を感じた人が46%いたという。刑事裁判への市民参加の意義と必要性を示している。

 判決には77%が納得していて、評議で十分な議論が行われ、その結果に自信を持っているのがよく分かる。

 死刑も多数決で決まる仕組みについて、54%は適切と答えたが29%は「不適切」として、そのほとんどは「2/3の賛成か全員一致」を求めている。  

 現在の裁判員制度は殺人事件など重罪事件に限られ、全事件の5%にもならないが、対象に加えたほうがいい事件として、政治家に関する事件、被告が希望している事件、検察審査会の強制起訴事件などを上げる人が多かった。

 逆に「死刑が想定される事件」を対象から外したほうがいいという意見が多かったのは意外だった。

【今後の制度改善は】
 対象事件では、アンケート結果の通り、政治家や上級官僚に関する事件、検察審査会の強制起訴事件は市民感覚が裁判に必要であり、加えるべきではないか。

 重大事件でなくとも、市民感覚と判決がずれがあるのではないかといわれている種類の事件は対象に加えたいものだ。

 更に民事事件でも、今回の沖縄県の訴訟のように、国を対象とした事件も対象とすべきではないかと思う。

 裁判員の辞退率の多さも危惧する。09年に53%だった辞退率が18年は67%に広がったそうだ。

 単に「仕事が忙しい」では辞退できないことになっているし罰則もあるが、個別審査で相当数の辞退が事実上認められている。

 裁判員裁判の平均日数は、10年の4.9日から18年の10.8日に倍増して、裁判員の負担も多い。辞退者が多いと、今後時間が取れる人など対応できる裁判員に偏りが出てしまわないか危惧される。

 企業側特に中小企業などで、有給休暇の使用ではなく公休扱いで参加できるよう法律的な手当てが必要だろう。記事にあるような「無断欠勤扱い」はあまりにひどい。

 裁判員になった人のほとんどは、裁判員をやってよかった、いい経験になったという。その経験を市民の中で共有できるよう、マスコミも含めて環境整備をしてほしいと思う。

滋賀県大津の園児死亡交通事故

【衝突事故のはずみで悲惨な事故へ】
 先月4月19日の池袋の交通事故、4月21日の神戸バス交通死亡事故に続き、一昨日の8日に再び園児2人の死亡、1人の重体、13人重軽傷という悲惨な交通事故が発生した。

 滋賀県大津市大萱にある県道の交差点。右折しようとした乗用車と直進してきた軽自動車が右前部で衝突。衝突を避けようとした軽自動車がハンドルを左に切り、歩道で信号待ちしていた園児13人と保育士3人を直撃した。

 私も毎日車を運転するので、他人ごととは思えない、明日は我が身かもしれない事故である。

【運転手は女性2人】
 県警は乗用車で右折しようとした52歳の女性を自動車運転処罰法違反(過失致死傷)で逮捕し送検。「衝突して初めて直進車に気が付いた」と供述しているという。

 直進してきた軽自動車の運転手は62歳の女性。「まさか右折車が曲がってくるとは思わなかった」と供述。衝突を避けるためあわてて左にハンドルを切ったという。

 一旦現行犯逮捕されるが、「過失の度合いが低い」としてその日の夜に釈放された。今後任意で取り調べし、書類送検する方針だという。

【たった1秒間の出来事】
 両方の車の写真を見ると大きな破損ではなく、直進車も40キロ程度の速度だったと思われる。

 衝突場所から園児らの立っていた場所まで15メートル。時間にして1秒前後の出来事だったと思われる。

【複雑な右折信号】 
 琵琶湖畔の見通しのいい約2キロほどの直線道路。湖岸側は直線道路に右折レーンがある。交通量が多い道路で、右折するのには2~3回信号を待つ必要がある。

 テレビニュースによるとこの信号は、最初青信号になり右折も可。但し反対車線の交通量は多くなかなか右折はできない。後に赤信号となり、直進と右折の矢印が出る。この時点では、反対車線は赤で、曲がった先の歩道も赤なので数台は右折できる。

 「この道は信号無視とか違反者が多い道」「横断歩道を渡っていても無理やり右折車が突っ込んでくる」と住民が言う交差点。

 右折できるのも1回の信号で7~8台と思われるので、長い右折レーンをイライラしながら待つのが通常なのだろう。少しばかり無理しても右折しようとする気持ちは分からないではない。

 このような交差点の時運転者としては、青信号の時は対向車線を注視し、すこしでも車の間隔が空けば右折しないと後ろの車に叱られる。その後右矢印になれば、前の車に続き反対車線は気にせず一気に右折しようとする。

 今回右折車が上のどの状態だったのか発表されていないので分からないが、青信号だったと思われるが、前の車に続いて出てしまったのかは分からない。右矢印と勘違いして前車に続いてしまったことも考えられる。

【直進車は】
 反対車線の直進車は、見通しの良い交差点で青信号であるなら、よほど前車との車間距離を空けていない限りまさか右折してくるとは思わず、空けていたとしても、交差点では直進者優先は常識のことで、自分が通り過ぎたら右折してくると思うのが一般的だ。

 それが対向車線を確認することなく、するすると右折してきてしまった。運転手としては急ブレーキを踏むかとっさに左にハンドルを切るか、同時に両方かのどれかになる。

 衝突で一瞬にして右前タイヤがパンクして、1秒以内に歩道に突っ込んでしまったことになる。両車にブレーキ痕はなかった。

 この軽自動車はダイハツムーブキャンパスだそうで、自動ブレーキ機能が付いているようだ。どうしてそれが機能しなかったのか、エアバックが働かなかったのか、気になるところではある。

【逮捕そして釈放】
 軽自動車の女性は、一旦現行犯逮捕されたが、その夜に「過失の度合いが低い」として釈放された。

 池袋の事故では入院のためかいまだ被疑者を逮捕しておらず、今回は逮捕され、その違いにネットではにぎやかである。

 逮捕の要件は、逃亡の恐れと罪証隠滅の恐れがある場合。軽自動車の62歳の女性にはなく、乗用車の52歳の女性にはあるということになり、少々違和感を禁じ得ない。

 単に犯情が重いどうかで警察が逮捕勾留を使っているとしか私には思えない。少なくとも軽自動車の運転手の逮捕が必要であったのか疑問が残る。

【右折レーン】
 右折車による事故は年間で1万8千件以上も発生しているという。そのうち130件が死亡事故。

 右折事故では、信号のある交差点での事故は44%、信号のない交差点での事故は37%だとか。

 右折待ちしていると、反対車線から来る車が大型車か軽自動車かバイクかで、どれほどの速度で来ているのか判断に迷うのが通例だ。 小さいほど遠くに遅く見える。 

 交差点が全て右矢印の交差点になるのが理想で事故は格段に減ると思われるが、他の車線の待ち時間が長くなり交通状況からなかなかそうはできないかもしれない。

 交差点にもよるが、この右矢印も実情は点灯が平均9秒位。長い右折待ちだと何台も右折できずにイライラすることが多い。

 信号に右折車線の混雑状況を確認できるセンサーを付けて、全方向の信号をコントロールするシステムも現代に技術力なら可能と思われるがさて。

人の「DNAのゴミ」から宝物が発見!ー「トレジャーDNA」

【不思議な人体】
 今の季節、花粉症がひどい人と全く影響がない人がいる。蚊に刺されてひどく痒くなる人と全く痒くない人がいる。アレルギーでひどく反応する人と無縁な人がいる。怖がりな人と怖いものが大好きな人がいる。アルコールに強い人と弱い人、数学的思考が得意な人とそうでない人・・・。

 人間人さまざまで、それらの違いが科学的に解明できていないことは数多い。それが解明に向かっているということを7月5日放送のNHKスペシャル 人体Ⅱ 遺伝子(1)「あなたの中の宝物“トレジャーDNA”」で知った。山中教授とタモリさんの医学の最先端情報番組である。

 今や髪の毛や唾液などから採取したDNAの情報だけで犯人の顔が再現され、本物に限りなく近いので犯罪捜査に利用されているそうだ。遺伝子研究の最前線には少なからず驚いた。

【DNAと遺伝子はどう違う?】
 ヒトの体は約60兆個の細胞からできている。その細胞の1つ1つに「核」が入っている。核の中には46本の染色体があり、半分の23本は父から、半分の23本は母から受け継いでいる。

 1つ1つの染色体をほどくと、ひも状のらせん構造の「DNA」が現れる。そのDNAの一部2%にあたるものが遺伝子で、遺伝情報を持ち体の設計図となっている。遺伝子は約2.2万個あるそうだ。

 DNAの残りの98%は、これまで「ジャンクDNA」と呼ばれ、“ゴミ”とされてきたが、それが最先端医学ではすべて意味のある宝物だということが分かり、「トレジャーDNA」と呼ばれるようになった。それが今回のテーマである。

【潜む情報の山ーゴミだったDNA】
 ここ10年で、DNAの解析技術が飛躍的に加速し、病気から体を守るDNA、ガンを防ぐDNA、認知症を抑え込むDNA、たばこから肺を守るDNAetcが発見された。

 糖尿病を防ぐ、記憶力をアップさせる、音楽能力のアップ、老化を防ぐ、持久力のアップ、心臓病を防ぐ、乗り物に酔いにくいetc。

 鼻の高さ、あごの長さ、目の大きさ、口の大きさ、性格や才能などの情報が潜んでいる。自分の体が何に強くて何に弱いのか、健康に直結する重要な情報がDNAの中から見つかりつつあるそうだ。

【コーヒーの健康への影響】
 よく医学ニュースで、コーヒーを沢山飲むと身体にいいという研究と体に悪いという研究が発表され、いったいどっちなんだといつも思っていた。それがトレジャーDNAで解明されつつあるという。

 コーヒーに含まれる抗酸化物質は、血管を若返らせ、心臓を健康に保つ働きがある。一方コーヒーのカフェインは、血管を収縮させ血圧を上げる作用がある。

 98%DNAの中に、カフェインの分解能力を決めるDNAがあり、その多さ少なさに影響される。46%の人は、カフェインを肝臓ですばやく分解できる能力があることが分かった。

 その人達だけを調べると、1日コーヒーを2~3杯飲む人は、心筋梗塞のリスクが1/3になったという。逆に分解能力が極端に遅い人は心臓に大きな負担となる。

【DNAの突然変異、病気から守るDNA】
 音痴な両親から生まれる子は皆音痴になるのか。とても歌が上手な子も実は産まれている。アイルランドの研究で、生まれる時に、両親から半分ずつのDNAを貰うだけでなく、98%の中で約70個の新たな突然変異が生ずることが分かってきたという。

 人類の最近の進化のほとんどは、その突然変異によってもたらされた。我々が、まだ気づいていない才能や能力が、まだまだ眠っているかもしれない。

 ごく近い将来、例えばDNAを解析して音楽の能力が飛躍的に高いことが分かったら、その方面で多くの費用を投資して特別に訓練し活躍しはじめプロになる。そんなことが目の前にきているようだ。

 一方、病気の原因を突き止めるのではなく、病気にならない人が、なぜ病気にならないのか、その理由の研究が進みつつある。病気を防ぐ98%のDNA。

 病気から体を守るDNAを膨大なDNAデータから見つけ出す新しいアプローチにも大いに期待したいものだ。

改元熱狂ゴールデン・ウィークがやっと終了

【平成が終わり令和】
 史上最大のゴールデン・ウィークが今日でやっと終了した。10日間の休みを与えられた会社人も多かったことだろう。

 今年は天皇の交代による平成の終了と令和のスタートで、この間はテレビもラジオも新聞も熱狂フィーバーの10日間となった。

 昭和天皇の崩御により自粛ムード一色だった平成の始まりの時とは異なり、日本全国奉祝ムード一色で、マスコミ報道も異様そのものだった。

 日本国憲法では、日本は国民が主権の国であり、天皇が元首で天皇を中心とする神の国ではないのに、連日神道に則った神事の宗教行事が長い時間放送された。 

 国連の世界人権宣言の第1条では、「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ尊厳と権利とについて平等である」と宣言した。

 1789年のフランス人権宣言はその第1条で、人は生まれながらにして自由かつ平等である、と宣言した。

 キリスト教では、神のもとに全ての人は平等である、とする。ブッダも、生まれによる差別のない平等ないのちを説いているようだ。

 「人間は生まれながらに平等」が民主主義の大前提となっているはずなのに、それと大きく矛盾する制度を包含する彼の国。選挙で選ばれるわけでもなく、リコール制度もなく、生まれながらに多額の財産が法律で認められ、身分を与えられ一生保障される。

 そんなあれこれをこの10日間の熱狂的フィーバーの中で心ひそかに思ったものである。

公立病院の膨大な「隠れ赤字」

【税金など公的負担が急増】
 先日4/25付日経新聞電子版の「漂流する社会保障ー公立病院、膨らむ『隠れ赤字』 税で穴埋め増える懸念」の記事を興味深く読んだ。

 日経新聞によると、都道府県や市町村などの地方自治体が運営する公立病院の赤字拡大が止まらないという。

 調査対象の671病院について、自治体の補助分を差し引いた「純医療収支」について、その総額は2012年に約3000億円だったものが2017年度では4782億円と1.5倍に広がったそうだ。

 純医業収支が黒字だった病院数は、12年度は45病院だったのが、17年度は19に減り、ほとんどの公立病院は大幅な赤字経営を余儀なくされているようだ。

【赤字ならいらない?】
 21世紀になり経営悪化が露呈した銚子市立総合病院。2008年9月にはとうとう運営休止にいたり、市長と市議会の対立を経て2015年4月一般財団法人 銚子市医療公社が指定管理者となり、何とか再開されている。

 公立病院は地域医療の中核を担っており、単純に「赤字ならいらないのではないか」とはいかない。

 公立病院は、「民間病院が手掛けたがらない救急や小児などの不採算医療を提供したり、過疎地の医療水準を維持したりする役割があ」る(日経新聞)。

 赤字補てんのための1病床あたりの公費補てんは、東京都が圧倒的に多く617万円で全国平均の2倍。千葉県が約500万円とこれに次いでいる。都立8病院だけで400億円にもなる。

 5年間の本業の合計赤字額で、最高額は都立小児総合医療センターの310億円、2位は都立駒込病院の288億円、3位は都立松澤病院の282億円、4位は都立墨東病院の247億円と都立病院が続く。

【経営改善といえど】
 本来会社経営の改善には、経営の合理化・コストカット、価格設定の変更、営業努力(利用者増)が考えられるが、中医協・厚労省による診療報酬があり、価格設定の変更は個別には無理な話。

 利用者増の営業努力といっても、民間総合病院との患者の取り合いとなるか、利益のために軽い患者を入院させて無駄な診療を行うのでは医療費の増大に繋がってしまう矛盾がある。

 ではコストカットを、といっても、医師や看護師などの医療従事者を大幅に減らすのでは、質の高い医療を提供できなくしてしまう。給与のカットでは、ますます医療従事者が退職してしまう。経営努力にも限界がありそうだ。

 国からの地方交付税は、その総額が年々大幅に削減され21世紀になってから半減に近づいているようだ。地方自治体における財政はきわめて余裕のない状況になっていて、一方の公立病院の財政状況も赤字が膨大になっていく。

 企業努力ではもはや限界、医療制度そのものの根本的な改革がなされないといけない時期にきつつある。厚労省による医療経営管理はその手から離れる時期がきているのではないか。
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プラスチックごみの話

【日本は1人あたり世界2位の廃棄量】
 ゴールデンウイークで役所のゴミ収集も大幅に少なくなっていて、家の中にも各種のゴミが溢れつつある。なかでもプラスチックごみはかさばるのでとても目立っている。 

 毎日通うコンビニやスーパー。ペットボトルにお弁当容器、生鮮魚を入れるトレーなど。日本ではその生活に今や便利なプラスチック用品なしには考えられない。

 日本は、1人あたりのプラスチック容器包装の廃棄量は、アメリカに次いで多いのだとか。日本のプラスチックの生産・消費量は年約900万トンに達するという。

 それでも日本でのポイ捨て率は世界に較べれば格段に低く、家庭でもしっかりプラスチックごみは分別され、自治体に出されている。

 日本のプラスチックリサイクル率は84%。これが全て再資源化され、ペレット化して、衣類やおもちゃなど製造業の資源にされている、と思っていたが、事情はかなり違うようだ。

【廃プラスチックの滞留が限界に】
 1年半前の2017年12月、プラスチックごみを世界各国から受け入れてきた中国が輸入停止を宣言した。「中国ショック」と呼ばれる。世界では年間1500万トンのプラスチックごみが輸出されていて、中国は50%近くを受け入れていた。

 中国は、輸入したプラスチックごみをペレットにして衣類ほか製造業の資源としてきたが、リサイクルの過程でごみの汚れから環境汚染が深刻化してきた。そのためいよいよ輸入禁止を決めたわけだ。

 日本は、この2017年に143万トンの廃プラスチックを中国・東南アジアの国々に輸出していたが、うち中国には7割の102万トンを輸出していた。他の東南アジアの国々も、タイが21年から輸入禁止の方針を打ち出すなど大幅に輸入制限を始めているようだ。

 これまで輸出に頼ってきたプラスチックごみの100万トンを越えるものを国内で何とか処理しなければならなくなり、中間処理場・最終処分場など各事業所で一斉に受け入れが制限され、滞留が始まっているという。

【7割強は燃やされている実態】
 リサイクル率84%。全てモノからモノへと生まれ変わっていると思い込んでいたプラスチックごみ。実際は7割強は結局燃やされているという。

 「マテリアルリサイクル」といわれる、私がイメージしていたペレット化してモノからモノへ生まれ変わるものは84%のうち23%。そのうち15%は海外に輸出されてリサイクルする分。しかし繰り返す毎に品質が劣化してしまう弱点がある。

 「ケミカルリサイクル」という、廃プラから分子に分解してプラスチック素材に作り替えるのはたった4%。大きな工場・資金・エネルギーが必要となり、なかなか進まない。現状では、製鉄所に持っていて鉄鉱石と一緒に燃やしているという。

 残りの56%は「サーマルリサイクル」。そもそもプラスチックは原油が原料なので、水分の多い生ごみと違い燃やせば高熱で良く燃える。火力発電などに利用される。

 7割強は燃やされているという実際には少々驚いた。

【海洋プラスチック問題】
 アザラシの顔に刺さったペットボトルの映像で一気に世界で問題意識が広がった海洋プラスチック問題。東日本大震災で大量の木材や家庭家具、プラスチックごみが西海岸に流れ着いた映像には少なからぬショックを受けた。

 今や世界中の海にペットボトルやビニールなどプラスチックごみが大量に流れ出していて漂流し、粉々に砕け1ミリ以下の「マイクロプラスチック」になり、それが魚の体内に蓄積されているという。海底に沈み込み、深海を漂流する。海洋深層水を飲料水として飲めば、人間も飲み込む。

 人間社会がプラスチックの排出を止めない限り、海洋汚染は止めることはできないといわれる。

 最近、スターバックスやマクドナルドなどがプラスチック製ストローやマドラーを廃止すると発表し話題になった。この問題の象徴にしたいのだろう。

 紙ストローの実用化や、再生ペットボトルの使用、レジ袋の新素材化(生分解性プラスチック等)など、大企業によるプラスチックに代わる素材の開発は期待され、急務になっている。企業がプラスチック製品を使わないことを考え始める必要。

 消費者も、スーパーなどでのマイバック持参や1つのレジ袋の何回もの使い回しなどまだまだ少しずつできることは多そうだ。お店も過剰包装の廃止、量り売り・個売りの実施などすぐにでも始められる。

 街じゅうにプラスチックごみが溢れている図は洒落にならないが、じわじわと近づいているようだ。