「世界の警察官」の撤退と保護主義の蔓延
【ジョーカーを引いたアメリカ】
やっと「トランプ・ショック」から世界は一応の落ち着きを見せ始めた。軍事産業・インフラ株を中心にしっかり買い込んだ世界のマーケットのしたたかさには少々驚いた。
オバマ大統領が「チェンジ」と訴え2期の大統領を務めたが、議会のねじれのために少しも「チェンジ」を行うことができず、現状の不満を変える新たなトランプの「チェンジ」に米国民は期待したことになる。
ヒラリー・クリントンは、白人男性の「女に国を任せられるか」という本音に負け、主力に期待したはずの白人女性からも半数の支持さえも得られなかった。
アメリカ国民は、メキシコ不法移民を「麻薬密売人」「強姦犯」などと決めつけ、メキシコ国境にメキシコの費用で壁を建設する、イスラム教徒の入国を当面禁止、不法な移民は強制退去と主張する「泡沫候補」をとうとう大統領に押し上げてしまった。
【世界の警察官】
米国は、これまで誰に頼まれたわけでもないが「世界の警察官」を自認し、中近東などに、あるときには不必要な「取り締まり」まで行ってきた。
それをトランプ氏は、主に経費を国内経済に集中させるため、「世界の警察官ではいられない」として、その撤退をほのめかしている。日本や韓国などにも、同盟国として応分の負担をしなければ、日本などは守れないと、駐留軍の撤退を匂わす。核武装も悪いこととは思わないとする。
かってのスペイン王国や大英帝国が世界の中心から撤退したように、アメリカもとうとう後退しつつある。
日本の保守勢力からは、日本の自主防衛を進める大きなチャンスとすでに声が上がり始める。防衛費の倍増などは当然の空気となろう。日本によるアジアの警察官としての登場も十分予想される。
【地球温暖化対策】
日本が努力してまとめ上げた「京都議定書」も、ブッシュが大統領になりアメリカなどが撤退し実効性が薄いものとなってしまった。
今回、アメリカ・中国の努力によりやっとまとめ上げた「パリ協定」も、トランプ氏は「アメリカの石炭産業などを保護するために強く反対。もはや一刻も待てない地球温暖化と環境破壊対策に背を向けようとしている。世界2大CO2排出国の米国・中国がやっと思い腰を上げて加わったというのに。
イギリスのEC離脱をはじめ、世界で保護主義が蔓延しつつある。これまでのグローバリズムの大きな世界の流れへの明らかな後退局面だ。
忘れてならないのは、来年になるとトランプ氏が、常時ブラックボックス「核のボタン」を手にしていることだ。感情に走り、くれぐれもボタンに触れたり、相手国に脅しの材料としないことを願いたい。世界戦争は、偶発的な事件から起こってしまうことは歴史が教えている。
やっと「トランプ・ショック」から世界は一応の落ち着きを見せ始めた。軍事産業・インフラ株を中心にしっかり買い込んだ世界のマーケットのしたたかさには少々驚いた。
オバマ大統領が「チェンジ」と訴え2期の大統領を務めたが、議会のねじれのために少しも「チェンジ」を行うことができず、現状の不満を変える新たなトランプの「チェンジ」に米国民は期待したことになる。
ヒラリー・クリントンは、白人男性の「女に国を任せられるか」という本音に負け、主力に期待したはずの白人女性からも半数の支持さえも得られなかった。
アメリカ国民は、メキシコ不法移民を「麻薬密売人」「強姦犯」などと決めつけ、メキシコ国境にメキシコの費用で壁を建設する、イスラム教徒の入国を当面禁止、不法な移民は強制退去と主張する「泡沫候補」をとうとう大統領に押し上げてしまった。
【世界の警察官】
米国は、これまで誰に頼まれたわけでもないが「世界の警察官」を自認し、中近東などに、あるときには不必要な「取り締まり」まで行ってきた。
それをトランプ氏は、主に経費を国内経済に集中させるため、「世界の警察官ではいられない」として、その撤退をほのめかしている。日本や韓国などにも、同盟国として応分の負担をしなければ、日本などは守れないと、駐留軍の撤退を匂わす。核武装も悪いこととは思わないとする。
かってのスペイン王国や大英帝国が世界の中心から撤退したように、アメリカもとうとう後退しつつある。
日本の保守勢力からは、日本の自主防衛を進める大きなチャンスとすでに声が上がり始める。防衛費の倍増などは当然の空気となろう。日本によるアジアの警察官としての登場も十分予想される。
【地球温暖化対策】
日本が努力してまとめ上げた「京都議定書」も、ブッシュが大統領になりアメリカなどが撤退し実効性が薄いものとなってしまった。
今回、アメリカ・中国の努力によりやっとまとめ上げた「パリ協定」も、トランプ氏は「アメリカの石炭産業などを保護するために強く反対。もはや一刻も待てない地球温暖化と環境破壊対策に背を向けようとしている。世界2大CO2排出国の米国・中国がやっと思い腰を上げて加わったというのに。
イギリスのEC離脱をはじめ、世界で保護主義が蔓延しつつある。これまでのグローバリズムの大きな世界の流れへの明らかな後退局面だ。
忘れてならないのは、来年になるとトランプ氏が、常時ブラックボックス「核のボタン」を手にしていることだ。感情に走り、くれぐれもボタンに触れたり、相手国に脅しの材料としないことを願いたい。世界戦争は、偶発的な事件から起こってしまうことは歴史が教えている。
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