「徹底解明 100歳の世界」-NHKスペシャルから
【百寿者が日本で6.5万人に】
105歳になるアメリカの男性現役理容師の言葉。老眼鏡を掛けない理容師は、「メガネなんて、年寄がかけるもんだろう」。
10/29に放送されたNHKスペシャル「あなたもなれる『健康長寿』 徹底解明 100歳の世界」を興味深く見た。現在到達した医学者・科学者の長寿者研究に敬服した。
【センテナリアン】
センテナリアンとは、100歳以上の高齢者たちを指す。1世紀をまたぐ人は、日本で65,692人、世界では約45万人いるという。センテナリアンにひそむ健康長寿の秘密を世界の医学者・科学者が日夜研究していて、かなりのことが分かってきたという。
【寿命の遺伝要因は25%】
デンマークで行われた同じ遺伝子を持つ多数の双子の長期間の追跡研究により、寿命は遺伝要因が25%、環境要因が75%だということが分かってきた。生まれながらにして長寿者になるかがきまるのではなく、多くが生活環境により変化する。誰でも健康長寿を実現できる可能性がある。
【「慢性炎症」の低さ】
炎症にはケガなどの「急性炎症」と、加齢とともに進む「慢性炎症」がある。慢性炎症は、自覚症状はほとんどなく、心臓・肺・骨髄・血管内など老化でいろんな器官がじわじわと炎症を進める。
血液検査でわかる炎症レベルのCRPは、0.3以下が基準範囲で、0.31~0.99が要注意、1以上は異常値とされる。番組に登場の101歳の女性のCRPは0.03だった。
慢性炎症は、寿命との大きな関わりがあり、慢性炎症が低いほど生存率が高いそうだ。慢性炎症と疾患の悪循環。
本来人間は、免疫応答によって、死んだ細胞や老廃物など炎症要因を素早く取り除く機能を持っているが、年とともにその免疫機能が落ち、機能が落ちてくると糖尿病や動脈硬化、肺疾患、心疾患などにつながる。
【食事の効果と腸内細菌】
長寿者の食事も注目されている。地中海に長寿者が多いと言われ、オリーブ油などの食事がよいといわれる。しかし地中海料理をいろんな国の人に食べてもらい長期間追跡調査したところ、国によっては効果が表れないことも分かる。
食事の効果は、人種・ライフサイクル・性別など様々な要因によって違ってくる。住む地域により変わり、日本人には日本食がベストなのかもしれない。
長年の食事による腸内細菌の違いが、健康寿命に重要な役割を果たしていることも分かってきた。
【運動と微小循環】
先端までの毛細血管の働きが高いことも健康寿命に影響する。血流の良さで、細胞に溜まった老廃物を回収する。慢性炎症につながる要因を取り除き、老化のスピードを緩めている可能性が見えてきた。
長寿地域の人たちの「微小循環」は、世界のどの地域の人よりも優れている。それには毎日の身体活動量が覆いことが必要となる。長寿になっても毎日働き運動することの大切さ。
【満足感、生きがい】
生活や仕事で「満足感」を得ることが健康の秘訣で、慢性炎症を抑えることが分かる。「CTRA遺伝子群」という遺伝子が、人が強いストレスを受けると働きを強め、満足感を得ると働きを弱めることが分かる。
この「満足感」は、何でもよいというものではなく、快楽型の満足では炎症を進め、生きがい型(人・世のために働くなど)の満足感は炎症を抑えるという。人のために生きる、社会に貢献することが、健康長寿に結びついていることが分かる。
100歳を超えてくると、幸福感が大きく増すことが分かった。「老年的超越」、独特の心境に達する。良い印象を多く記憶し、今の暮らしを肯定的に捉えポジティブ感情が増す。心が豊かになり、大きな生きる力が与えられる。
105歳になった日野原重明医師から、最後に哲学者マルティン・ブーバー(1878-1965)の言葉の紹介があった。「新しいことを創(はじ)めることを忘れない限り、人はいつまでも若く生きることができる。」
そして日野原先生の言葉から。「年をとっても健康のまま活躍し、社会にも貢献し続ける『生涯現役人生』が大事。」
105歳になるアメリカの男性現役理容師の言葉。老眼鏡を掛けない理容師は、「メガネなんて、年寄がかけるもんだろう」。
10/29に放送されたNHKスペシャル「あなたもなれる『健康長寿』 徹底解明 100歳の世界」を興味深く見た。現在到達した医学者・科学者の長寿者研究に敬服した。
【センテナリアン】
センテナリアンとは、100歳以上の高齢者たちを指す。1世紀をまたぐ人は、日本で65,692人、世界では約45万人いるという。センテナリアンにひそむ健康長寿の秘密を世界の医学者・科学者が日夜研究していて、かなりのことが分かってきたという。
【寿命の遺伝要因は25%】
デンマークで行われた同じ遺伝子を持つ多数の双子の長期間の追跡研究により、寿命は遺伝要因が25%、環境要因が75%だということが分かってきた。生まれながらにして長寿者になるかがきまるのではなく、多くが生活環境により変化する。誰でも健康長寿を実現できる可能性がある。
【「慢性炎症」の低さ】
炎症にはケガなどの「急性炎症」と、加齢とともに進む「慢性炎症」がある。慢性炎症は、自覚症状はほとんどなく、心臓・肺・骨髄・血管内など老化でいろんな器官がじわじわと炎症を進める。
血液検査でわかる炎症レベルのCRPは、0.3以下が基準範囲で、0.31~0.99が要注意、1以上は異常値とされる。番組に登場の101歳の女性のCRPは0.03だった。
慢性炎症は、寿命との大きな関わりがあり、慢性炎症が低いほど生存率が高いそうだ。慢性炎症と疾患の悪循環。
本来人間は、免疫応答によって、死んだ細胞や老廃物など炎症要因を素早く取り除く機能を持っているが、年とともにその免疫機能が落ち、機能が落ちてくると糖尿病や動脈硬化、肺疾患、心疾患などにつながる。
【食事の効果と腸内細菌】
長寿者の食事も注目されている。地中海に長寿者が多いと言われ、オリーブ油などの食事がよいといわれる。しかし地中海料理をいろんな国の人に食べてもらい長期間追跡調査したところ、国によっては効果が表れないことも分かる。
食事の効果は、人種・ライフサイクル・性別など様々な要因によって違ってくる。住む地域により変わり、日本人には日本食がベストなのかもしれない。
長年の食事による腸内細菌の違いが、健康寿命に重要な役割を果たしていることも分かってきた。
【運動と微小循環】
先端までの毛細血管の働きが高いことも健康寿命に影響する。血流の良さで、細胞に溜まった老廃物を回収する。慢性炎症につながる要因を取り除き、老化のスピードを緩めている可能性が見えてきた。
長寿地域の人たちの「微小循環」は、世界のどの地域の人よりも優れている。それには毎日の身体活動量が覆いことが必要となる。長寿になっても毎日働き運動することの大切さ。
【満足感、生きがい】
生活や仕事で「満足感」を得ることが健康の秘訣で、慢性炎症を抑えることが分かる。「CTRA遺伝子群」という遺伝子が、人が強いストレスを受けると働きを強め、満足感を得ると働きを弱めることが分かる。
この「満足感」は、何でもよいというものではなく、快楽型の満足では炎症を進め、生きがい型(人・世のために働くなど)の満足感は炎症を抑えるという。人のために生きる、社会に貢献することが、健康長寿に結びついていることが分かる。
100歳を超えてくると、幸福感が大きく増すことが分かった。「老年的超越」、独特の心境に達する。良い印象を多く記憶し、今の暮らしを肯定的に捉えポジティブ感情が増す。心が豊かになり、大きな生きる力が与えられる。
105歳になった日野原重明医師から、最後に哲学者マルティン・ブーバー(1878-1965)の言葉の紹介があった。「新しいことを創(はじ)めることを忘れない限り、人はいつまでも若く生きることができる。」
そして日野原先生の言葉から。「年をとっても健康のまま活躍し、社会にも貢献し続ける『生涯現役人生』が大事。」
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