「情報を読み解く力」 メディアリテラシー

【全く逆に見えることも】
 いま進行中のアメリカ大統領選挙。ある候補者の演説会の報道写真を見ると、前列に黒人と白人が半数ずつ写っている。ところが、実は会場にいる聴衆のほとんどは白人だった。

 写真だけ見た人は、「多様な人から支持されているんだな」と自然に思うだろう。主催者は、どのように報道されるかをちゃんと計算していて、報道陣のカメラマン席の前だけに、黒人や移民が集められている。写真1つを見るのも注意深く見ないといけない。

 これは、昨日の朝日新聞2面のAKB48の3人と津田大介さんによる「私たちも投票します」の連載記事の一コマ。とても分かりやすい例示だった。

 もう一つの例。最初に男の子が走る絵を見せる。次に犬が走る絵を見せる。犬が男の子を追いかけているようだ。では逆に、最初に犬が走る絵を見せる。次に男の子が走る絵を見せる。男の子が犬を追いかけていると思うだろう。

 情報の出し方によって、全く逆に見えることもある。情報を読み解く力がとても大切だ。

【新聞のある事件報道】
 先日2/29付私のブログで「警官の押さえつけで容疑者死亡」を書いた。

 朝日新聞の小さな記事。道交法違反(一時不停止)で、警察官が押さえつけて容疑者を死亡させたという。短い記事の内容に驚いた。

 他紙をいくつか見てみると、不審な走行をしている車をパトカーが見つけ停止を求めたが、男性は、交通違反を繰り返しながら80キロも逃走し、雪山に衝突して停止。大捕り物になった。10人の警官が男性を引きずり出し、2人の警官が雪の上にうつ伏せで男性を押しつけ、窒息死させたという容疑。

 過剰な暴行で窒息させて、頭も殴りクモ膜下出血もおこしており、それが真実なら言語道断な話である。

 ただ、最初の小さな記事からは、交通違反を繰り返し、80キロも逃走した大捕り物だったことは全く予想できなかった。メディアリテラシー=情報を読み解く力が大切と思う。

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