素敵な話ー「第5回・忘れられない看護エピソード」から
【看護の日に受賞作品発表】
先週の5月10日看護の日に、第5回「忘れられない看護エピソード」の各受賞作が発表された。過去最多の3536作品が寄せられ、看護部門9作品、一般部門10作品、特別賞1作品が受賞した。
私は、まもなく98才になる母の看護のため、今年1月はじめから5ヶ月間、毎日大学病院に通い、今も大学病院から帰ってきたところ。
病院内の雰囲気も看護師さんのご苦労もよくわかり、受賞全作品を感慨深く読ませていただいた。どの作品も、看護師さんと患者・家族との心の交流が胸を打つ。
そんな受賞作のなかで、私が特に心に残った作品を1つ。
【小さな奇跡】(看護職部門優秀賞ー徳島県・徳永亜希子 40才)
Aさんは40代で末期がん患者。彼には婚約者がいたが、ある日彼女から、明日婚姻届を出しに行くという話を聞く。
徳永さんは、その話を仲間のスタッフにすると、「私たちで結婚式をしてあげられないかな」と声が上がり、そこにいたスタッフが皆同じ気持ちだった。
上司の許可をもらい、急遽会場準備にとりかかる。翌日、何も知らないAさんは、酸素をしながら車イスで会場に入る。
中に入ると人目もはばからず大きな声で男泣き。赤いドレスに身を包んだ花嫁をうれしそうに見つめる。
結婚指輪が間に合わなかったので、お互いの手首にピンクのリボンを巻き、永遠の愛を誓った。
栄養課が用意してくれたウエディングケーキを美味しそうにほおばる。それまでは食事がのどを通らない状態だったのに。
そして小さな奇跡が起こる。一時的にモルヒネの点滴や酸素も外し、外出できるようになる。家に帰り彼女と穏やかな時間を過ごす。
式から2週間後、Aさんは永眠する。彼女から「お棺の中の彼の手首にピンクのリボンを巻いて上げた。私の分は私のお守りとして大事に持っておきます」と手紙が届く。「本当に大切な緩和ケアとは」。
「小さな奇跡」http://www.nurse.or.jp/home/event/simin/episode/pdf/2015/k-05.pdf
先週の5月10日看護の日に、第5回「忘れられない看護エピソード」の各受賞作が発表された。過去最多の3536作品が寄せられ、看護部門9作品、一般部門10作品、特別賞1作品が受賞した。
私は、まもなく98才になる母の看護のため、今年1月はじめから5ヶ月間、毎日大学病院に通い、今も大学病院から帰ってきたところ。
病院内の雰囲気も看護師さんのご苦労もよくわかり、受賞全作品を感慨深く読ませていただいた。どの作品も、看護師さんと患者・家族との心の交流が胸を打つ。
そんな受賞作のなかで、私が特に心に残った作品を1つ。
【小さな奇跡】(看護職部門優秀賞ー徳島県・徳永亜希子 40才)
Aさんは40代で末期がん患者。彼には婚約者がいたが、ある日彼女から、明日婚姻届を出しに行くという話を聞く。
徳永さんは、その話を仲間のスタッフにすると、「私たちで結婚式をしてあげられないかな」と声が上がり、そこにいたスタッフが皆同じ気持ちだった。
上司の許可をもらい、急遽会場準備にとりかかる。翌日、何も知らないAさんは、酸素をしながら車イスで会場に入る。
中に入ると人目もはばからず大きな声で男泣き。赤いドレスに身を包んだ花嫁をうれしそうに見つめる。
結婚指輪が間に合わなかったので、お互いの手首にピンクのリボンを巻き、永遠の愛を誓った。
栄養課が用意してくれたウエディングケーキを美味しそうにほおばる。それまでは食事がのどを通らない状態だったのに。
そして小さな奇跡が起こる。一時的にモルヒネの点滴や酸素も外し、外出できるようになる。家に帰り彼女と穏やかな時間を過ごす。
式から2週間後、Aさんは永眠する。彼女から「お棺の中の彼の手首にピンクのリボンを巻いて上げた。私の分は私のお守りとして大事に持っておきます」と手紙が届く。「本当に大切な緩和ケアとは」。
「小さな奇跡」http://www.nurse.or.jp/home/event/simin/episode/pdf/2015/k-05.pdf
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