健康基準緩和と誤報騒動

【「人間ドック学会、健康基準を緩和」の報道と混乱】

 今年4/5の朝刊各紙に、衝撃的見出しが並んだ。「『健康』基準 広げます」(朝日)、「『健康』な人が増える?人間ドック検査で新基準」(毎日)、「人間ドック学会など新基準値 男性の中性脂肪『高くても健康』」(産経)etc。

 血圧で見ると、日本高血圧学会の血圧分類では、高血圧を140/90mmHg以上としているが、今回の発表では、147/94mmHgまでは「正常」とした。

 この記事を見て、医師や患者等が各学会などに多数問い合わせをしたという。

 調査結果を公表した日本人間ドック学会と健康保険組合連合会は、4/7に、「調査研究小委員会がまとめた段階」「今後数年間さらにデータ追跡調査をして結論を出していく」「今すぐ学会判定基準を変更するものではない」と声明を発表した。

 日本高血圧学会理事会も、混乱しないよう「国民の皆様へのお願い」文書を発表し、従来の基準通り140/90mmHg以上は治療対象であるとした。

 今回の小委員会の調査発表は、人間ドック受診者150万人から、「健康人」を約34万人抽出。約1万~1.5万人の「超健康人」を選び、27項目の検査値を対象に「基準範囲」を求めたというもの。健康な人の平均値である。

【叛乱?と医療費削減】

 今回の件では、とにかく、膨大となっている医療費を少しでも削減したいという健康保険組合連合会の切実な願いが透けて見えるようだ。「今までの基準よりはるかに高い血圧でも医者にかからず大丈夫。」

 これまで示されてきた専門学会の各基準に対する両団体の叛乱のようにも私には思える。

【私は「高血圧症」】

 私も、かかりつけ医から「高血圧症」だと診断を受け、5年以上朝晩各1錠の薬を服用してきた。

 「高血圧の薬は、飲み始めたらずっと飲み続けるもの」と聞く。私は、主治医に毎月、「そろそろ薬の服用を止めたいのですが」と言うのだが、首を縦には振ってくれない。

 今月の私の家庭血圧の平均値は、141.4/78.6mmHgである。血圧に関しては私は、個人によって130でも危ない人もいれば、160でも問題ない人もいるのではないかと思っているのだが。

 基準値が高くなると、患者が減り医者も薬剤会社も困るのか。健保連の更なる巻き返しが見ものである。

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