債務整理と整理屋・紹介屋の怖さ

【債務整理って?】

 クレジット・サラ金から借り入れが多額にのぼり、返済不能になり、弁護士が代理人となり介入して、利息制限法を踏まえて和解交渉し、返済額を大幅に減額し、新たに和解した返済額で返済していくことである。

【整理屋・紹介屋・事件屋】

 きちんとした弁護士が代理人について、きちんと利息制限法を踏まえて業務を行ってくれれば安心なのだが、「整理屋」というやっかいな存在がいる。

 主に仕事がなくなった老齢の弁護士を「社員」として雇い月給を払い、「法律事務所」の名前をつけながら、業務に慣れた仲間を使って「債務整理」を行っていく。弁護士は、最初に1・2分ほど顔を出し、挨拶するだけ。

 ほとんどの整理屋は、利息制限法や最高裁判例など無視し、依頼者に不利な条件で次々と和解していき、高額な「弁護費用」を要求する。 

【弁護士が懲戒処分を受けて】

 そのような弁護士は弁護士法違反で、証拠がつかめれば懲戒処分を受けるが、依頼者からの懲戒請求を受けないとなかなか処分まで至らない。

 依頼者は、新たな和解条件に従い、弁護士に毎月きちんと送金してきたが、何年も経って、弁護士が懲戒処分を受けたことを知り、調べてみると、自分が弁護士に送金していたお金が債権者に全く届いておらず、「整理屋」が全部持ち逃げしていた例は沢山ある。新たに初めから債権者に再び支払いをはじめなければならない。

【弁護士の広告】

 今は、昔と違い弁護士の広告は自由化された。「地域のコミュニティー新聞で紹介されていたので安心していた」「バス・電車の広告だったので安心していた」と後で悔やまれる声を多く聞いた。最近はラジオ・テレビCMまで登場するようになった。

 そもそも、1人の弁護士が、きちんと自分で依頼事件・事務職員を管理し、数千人・数万人の事件処理を行うことなど不可能に決まっている。

 債権業者から、「返済にお困りでしょう。いい弁護士を紹介します」というのが一番危ない。「紹介屋」という。最近では、非営利法人NPOを立ち上げ、「債務者救済の会」を謳うところもある。

【知り合いの弁護士】

 私の遊び仲間に弁護士がいる。最近軽い痴呆が進み、ある時突然「整理屋」が事務所に乗り込み、室内をあっという間に模様替えし、「債務整理」を始めようとした。顔見知りの事務局員の女性から連絡をもらい、数名の弁護士チームを編成し、やっとのことで「整理屋」を追い出すことができた。

 「整理屋」はもちろん弁護士法違反で、事実が立証されれば逮捕される。多くの稼いだお金は、暴力団に流れているときく。

 クレジット・サラ金に困っている人がいたら、各地の弁護士会の法律相談センターを案内して欲しい。二重被害に会わないために。

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