福キタルのブログ・エッセイ

アクセスカウンタ

zoom RSS 「大地震の周期説は誤り」と東大名誉教授

<<   作成日時 : 2018/03/12 18:07   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

【東日本大震災は「想定外」だった】
 東日本大震災が起こって、昨日7年が経った。早いものである。今だ避難する人々が多数いるのに、復興は遅れいよいよ震災も人々の頭から「風化」しつつある。

 そんな折、2018年3月2日付の朝日新聞の「私の視点」がとても気になった。著者は地震学の東京大学名誉教授ロバート・ゲラー氏。

 氏は、昨年末政府の地震調査研究推進本部が発表した「北海道沖で30年間にマグニチュード9級の地震発生確率が最大40%」について、科学的裏付けに欠けナンセンスだという。予言が外れたら「残りの60%だった」と逃げられるものに。

【周期説は「誤り」】  
 大地震の確率計算は、大地震が特定の地域で繰り返し起こる「周期説」に基づくが、これを問題視する。「周期説」は、米国の研究者らが世界中の地震データを検証して、誤りだと繰り返し指摘しているそうだ。

 大地震の規模や範囲、発生間隔はバラバラで、周期的な発生を予測できるという仮説自体が誤りだと断定する。

 政府が警戒する南海トラフや首都直下の地震は起きておらず、確率がはるかに低い熊本地震が発生し、東日本大震災も「想定外」だったという。

 阪神淡路大震災も確かに事前にはノーマークだった。最近国内で起こった大きな地震も「想定外」のものばかりで、後から理屈付けがなされるのが定番ではある。

【現時点では正確な予知はできない】
 氏の結論は、「現時点では、正確な予測も予知もできないのが現実なのだ」ということ。「研究者には、学問的事実を社会に対してありのままに述べる責務がある。」

 「北海道も南海トラフも首都圏も、他地域に比べて地震のリスクが高いとは言えない。政府は科学的根拠のない確率発表をやめ、不意打ちの地震に備えた防災や都市計画など現実的な政策を実行すべきだ。」

 さらに続ける。「メディアも無批判に政府予測を垂れ流し、人々を惑わせることをやめよ。」「国民は、地震は不意打ちだと理解し、命を守る準備をしよう」と最後に呼び掛けている。

【消えた「69年説」】
 昔南関東大地震69年説が河角広元東大教授により唱えられた。しかし1923年の関東大震災からすでに91年が経過した。

 いまではこの説は否定され、南関東では周期的に発生する地震が2種類あるとされ、M7クラスのプレート内の直下型地震が70〜80年間隔、関東大震災のプレート間地震はM8クラスで約200年に1回発生するといわれている。現在までの数十年間は静穏期ではないかとされている。

 「周期説」は何の科学的根拠もないとすると、これまでの大地震の確率の考え方に、眉にツバつけて見直す必要がありそうだ。

 日本には大震法があって、地震の予知研究に年間100億円の予算が計上されているとか。大金なので何か発表しておかなければ、とか、予算が無くなるといけないので、いろいろ発表しておく、では地震にシロウトの国民はたまらない。

 ゲラー教授は、この大震法の廃止を主張しているようで、「政府は血税を使って無意味な確率的予測の発表を続けている」「学術的根拠がないのに、研究費欲しさに地震学者も批判の声を上げない」と批判する。

 私の住む地でも、国から「千葉県北西部大地震」がM7.3クラスで近い将来発生すると伝えられ、液状化など地盤の弱い地でもあり、永らくとても心配してきた。結局、地震は不意に起こり、そのための普段の準備・心構えが必要ということのようだ。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
「大地震の周期説は誤り」と東大名誉教授 福キタルのブログ・エッセイ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる