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zoom RSS 膨れ上がる企業の現預金と増えない賃金

<<   作成日時 : 2017/11/13 13:57   >>

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【5年間で企業の現預金30%増、人件費は1%増】
 財務省の「法人企業統計調査」を分析した昨日12日の朝日新聞経済面の記事に驚く。

 11年度末のアベノミクス前では、企業の現・預金が163兆円だったが、5年後の2016年末には211兆円と3割増しの48兆円も増え、過去最高にになったそうだ。

 一方の人件費は、この5年間でたった1%増の202兆円。これまでピークだった98年度の204兆円から下回っている。

 この5年間、アベノミクスの恩恵を企業が一手に享受して、内部留保をせっせと溜めるが、人件費には一向に回そうとはしない現実。 

【「いざなぎ景気」超えの実感なし】
 報道によると、2012年12月から景気拡大の期間が58カ月となり、「いざなぎ景気」を超えたいう。しかし、庶民の暮らしは少しも良くなっておらず、むしろ悪化しているのが実感である。

 いざなぎ景気の時は、GDPは平均で11.5%も増えたのに、今回はたったの1.4%。これでは日本全体が全く成長していないことになる。

【バブル崩壊前と酷似】
 高度成長期の昭和時代、企業が利益を上げれば、社員の給与や設備投資に回し、更に消費や投資に結び付く経済の循環だった。

 それがバブル期。企業経営者は、利益をほとんど内部留保に回し、人件費には振り向けようとはしなかった。

 溜めた現預金を、設備投資にも回さず、一攫千金でさらに増やそうと投機に走る。そしてバブル崩壊。不動産も、絵画もゴルフ会員権も何もかもが暴落し、内部留保を放出してしまった。そして金融危機、リーマンショック。

 高度成長期のように人件費に回していれば、消費は増え景気を押し上げ、全く違った現代日本になっていたはずなのに。

 今回の内部留保を、企業経営者たちはどこに使おうとしているのか。不景気が来るのが怖くて使えないのか。

 「賃金をどんどん上げた後に赤字になってしまえば、かえって社員を不幸にする」という経営思想のもと、再び内部留保が泡に消える時代がこないことだけを祈る。

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